日本にはたくさんの社会保障制度が用意されていて、国民の生活を守ってくれています。
もしも、何かしら困ったことがあって、自分の力だけで解決するのが難しいときは頼ってみることを考えましょう。
各制度を利用する条件を満たしていれば、日本国民なら誰でも申請する権利があります。
まず、病気や怪我、失業をしたときに金銭的負担を減らしてくれる社会保障制度として社会保険があります。
たとえば社会保険の中の一つである医療保険を利用すると、病気や怪我で病院に行ったときに本来支払うべき治療費の1割から3割の負担で治療を受けることが可能です。
そして、高額療養費制度というものがあり、1ヶ月に支払う医療費に上限金額が設けられています。
上限金額を超えた治療費は、申請することで払い戻されるため、うまく活用すればもっと安く医療を受けられるかもしれません。
なお、社会保険の中には子育てに役立つものいろいろとありますので、出産する予定なら利用しましょう。
たとえば出産時に出産育児一時金として40万円程度のお金をもらえるのです。
それに加えて、子育てをするために会社を休まなければいけない場合は、育児休業給付金が支払われます。
また、お金がなくて最低限度の生活が難しくなったときに利用できる社会保障制度として公的扶助もあります。
その中の生活保護というシステムを利用すれば、自立した生活ができるようになるまで経済的な支援を受けられます。
ただ、得られる保護費は世帯の収入によっても異なりますし、地域によっても異なってきます。